■キャストの漏れ
Q1.キャストを注いだ後、キャストが漏れます。対処法は?
A.キャストが漏れる原因として
1.型がずれている
型を作る際にアンダーカットにならないような大きめの筆の柄などを使って適量のズレ防止イボイボをつけてください。
2.型締めがしっかり行われていない
ネジやクランプ5点止めの際に5点をしっかり計測しないと回転にムラが出来ます。キツすぎずゆるくなく。これは経験が物を言います。また、硬質スポンジをシリコン型と天板の間にはさむことにより効果がでます。
3.回転数が早すぎる
研磨機のスピード100%では実際には早過ぎます。回転数を遅くするためスライダックコンデンサーの導入をお勧めします。40%ぐらいの出力での運用がよいようです。
4.注ぎ口に必要以上にキャストを入れている。
いっぺんにキャストを流しすぎると上の注ぎ口からから漏れ出します。頃合いをみて適量流しましょう。
5.上蓋が平坦ではない、もれたキャストが蓋に付着している
注入口から漏れたキャストが板に付着すると板が反ってしまい、正しくクランプが出来ません。シリコンと天板との間にPPP製の0.2ミリくらいの円盤(注ぎ口の穴がある奴)を入れて逆流防止する事で解決できます。
6.天板が歪んでいる
木製なので天板は水分をすって、あらぬ方向に反ります。よって反ってしまった場合は乾燥させるか、荷造り用の薄手の暖衝剤を天板と同じ形にくりぬいてシリコンとの間に挟みます。使用は5回が限度です。
7.中心がずれている。
回転の中心とセンターコアの中心がずれていてはなんにもなりません。しっかり合わせてください。これが一番の原因です。
と思われます。