ネットで検索をかけてみると色々でてきます。洗濯機で遠心注型、ビニール袋に入れて振り回す、自転車の車輪に取り付けて!なんてのまで。皆さんなかなか苦労されているようですね。
他の注型方法と最も違うと思われる特徴として、丸いシリコン型があります。回すので円形がちょうどいいようです。あくまで基本的にです。これについてはテクニックの章で離しましょう。
円型のシリコン型を回しながら注型する事により、中心から放射状に外側に向けて遠心力が発生します。常圧下での注型ではキャストにかかる重力はもちろん1Gですが、この遠心力を使う事により、シリコン型の大きさに応じたGが発生します。そのGで無理やりキャストをシリコン型の隅々まで押し込む。このように考えて頂いてよろしいかと思います。
遠心注型は、常圧下で抜けないような細やかな型取りに向いているようです。実際指輪や、アクセサリーなどの鋳造には現在もよく使われる注型方法の一つです。